2013.10.31 カテゴリー : オーナーインタビュー
京都市内でWD生活を楽しまれているY様ご家族
商品シリーズ | : ワンダーデバイス WP7-HS-TF2 |
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延床面積 | : 94.67㎡(28.6坪) |
用途 | : 自宅 |
竣工 | :2013年6月 |
京都市内の条例にも屈せず出来あがったワンダーデバイスの完成までのエピソードです
今回は京都市内で、ワンダーデバイス生活を楽しまれているY様のご紹介です。
実は、京都市内というのは、歴史的にも文化的にも、自然景観を非常に重視されている都市になります。風致地区や景観保全条例などの、区や街にマッチする様な条例にてBESSのデザインを受け入れてもらえない場所もあり、良く調査しないと建たないケースも多々あります。
そんな事は知らないY様、ある事がきっかけで家を検討、そしてBESSを建てる事になりました。
「せっかく亡お爺ちゃんの土地が相続できるんやから、家でも建てたらどうや?」と叔母様の一言。奥様のお腹には新しい命も宿っていて、子供の為にもマイホームもいいかな、などと考え、今までに少し興味があった「ログハウス」「木の家」でネット検索・・・BESSが一番に出てきた、楽しそーやなと思い、探すと隣県の守山市にBESS京滋展示場がある。早速行って見ようとご来場頂きました。
一番の感想は「家っておもしろいんや!」
中でもワンダーデバイスの遊びの要素に惹かれ、これなら子供ものびのび育ちそう、と思ったそうです。受付時のアンケートに「京都市内に土地あり」と記していた為、担当からは京都市内は難しいかもしれませんよ、と言われて、せっかくの土地に建つのかどうかとりあえず都市計画図で調べてもらうと、ワンダーデバイスそのままのデザインは無理だけど、ちょっと変更することで可能な事が解りました。
その時はワンダーデバイスを気に入ってはいたものの、他のメーカーや工務店の建物とも比較しておかないと後悔することになるかもと、五条通りにあるハウジングプラザで一流ハウスメーカーや、工務店のモデルを2~3棟見学、少しもワクワクするものがありませんでしたが、家族や親せきに色々見たんけど・・・という言い訳もできるので、全てのモデルを見学したとのこと。ですが、既に心はワンダーデバイスだったそうです。
実はBESSへの初回見学時に条例など以外に土地の大きさも標準プランの配置出来る最低の大きさが10m×10mという事を聞いていた為、見学当日の夜に夫婦で、こっそりメジャーを持ち出し、お爺ちゃんの土地を測っていたそうです。
まだ建物があったので、正確ではないものの10m×10m以上はあると解り、心の中ではしめしめと、この時からワンダーデバイスを建てる事を決めていたんですね、とも仰って下さいました。
ワンダーデバイスを建てたいので、BESSに依頼をする事を親族に報告し、敷地の本格的な調査をお願いされました。同時に資金計画もクリアしておくべき事項でしたので、フラット35と京都中央信用金庫で審査をしました。2社ともOKでしたので、さていよいよ本格的にプラン計画開始です。
解体の見積もりを取るのに、専門業者にも下見してもらいました。その時はBESS担当も、もちろん立ち会いします。Y様も鍵を開けに来ていただきましたが、一緒に親戚の方々も来られていました。BESSって何物?信頼できるの?どんな家が建つの?甥っ子は騙されてないの?????・・・そんな感じです。
解体業者の担当が下見中に、BESS担当の私に色々な質問をされました。この土地はどお?解体はいくらかかるの?裏の家の所有者はうるさく言わないかしら?ここは隣とくっついているけどどうなってるの?などなど、それを今からしっかりと調査をして、楽しくて安心で安全な家を設計します。と当たり前の返事しかできず・・・。しかし何故かあなたなら任せて安心出来るわ、的な事を仰って頂き、逆にプレッシャーを与えられました。Y様の作戦だったのかも。
さて事は順調に運ぶかと思いきや、プランニングをする上で問題発生。景観保全での美観形成地区の外観色(ガルバリウムサイディングの色)に規制があり、建てたかったレイクブルーがだめでした。条例の文言はあやふやな言葉でしたので、光沢がだめなのか?色自身なのか?とガルバのメーカーから他の色のサイディングサンプルもたくさん取り寄せ、違うガルバリウムを扱うメーカーにも問い合わせ、京都市の担当と交渉です。全てが圧迫があるからどの色もだめ(白、ベージュはOKだがそれはワンダーデバイスのコンセプトに反するからやりたくない)何度か足を運んだ結果、チタングレーなら条件付きでOKが出ました。しかし、Y様、チタングレーにあまり好印象はない・・・自分で京都市担当に交渉に行くとまで・・・レイクブルーはマンセル値の禁止色に入っているから、どんな交渉をしても無理なんです・・・と渋々了承頂きました。
さて、いよいよ解体着工です。亡きお爺ちゃんは大工だった為、既存建物は木材加工場兼倉庫、たくさんの道具や、床柱や天井板、ちょっと昔なら値打ちのあるものばかりだったので、再利用できたらなぁとリサイクル店や、古道具屋などの声をかけてみましたが、尽く価値無みたいな返事・・・残念でしたが、解体業者さんが、梁や柱は一部古材と買取らせて頂けるとの事、ありがとう解体屋さん、これからも宜しく頼みます・・・BY BESS担当
そして解体→隣家の壁補修(ガルバサイディング利用)→地鎮祭→基礎着工と事は運び、前面道路が狭い為、職人さんのは苦労をかけましたが、無事に棟も上がり、完成まで順調に進捗し、条例がある為、標準とは少し形の違うワンダーデバイスが出来上がりました。(写真参照)
京都市内にワンダーデバイスは滅多とない物件となりましたので、完成物件見学会を依頼すると二つ返事でOKを頂きました。BESS京滋登録のたくさんのお客様にも京都市内でもワンダーデバイスは建つ事や、敷地に合わせたプランニングが出来ることなど理解頂けた事や、何より楽しそうなワンダーデバイスをご披露する事ができました。ありがとうございました。
いよいよ引渡です。チェック項目は、
対面キッチン・・・キッチンも広いし流し前からもリビングも庭も見渡せる。階段横・・・ヴィレヴァンの様な天井まである本棚
階段壁・・・レコードジャケットが飾れる棚
ロフト・・・ハンモックやターンテーブルがおけるスペース
リビング・・・庭との一体感 などなど 楽しそーな部分全てOK
奥様も無事出産を終え、既に4カ月になる健康そうな男の子も一緒です。旅大(タビト)くんと言います。まだ小さいのに何となく気に入ってくれた様な、はしゃいでいる様な・・・君の為にも、とY様が建てた家だよ、この家と一緒に、のびのびと育ってくれる事でしょう。
京都市内独特の細い路地の先にY様宅はあります。
まさにファントムの穴、工場なのか、倉庫なのか、この壁面にある穴は一体何?
実は玄関(準防火地域対応の為、アルミドア採用)このドアを開けると、クールな外観からギャップが大きすぎるウォームな空間が出現する。
室内はクールな外観からはギャップの大きなウォームな空間、完成時の写真です。
お住まい後はこんな感じ、取材時もY様リラックスしまくり緊張感まるでなし、ソファーで子供をあやす姿は和やかさを感じます
この写真はプランニング中に頂いたヴィレッチヴァンガードの店内、こんな本棚が欲しいとイメージ写真を頂きました。
出来あがった本棚がこれ、高さ4mの代物、梯子も左右移動可能、上部にはまだまだ余裕があります。本物の本屋みたいで置く本にも拘りが出てしまいそう
チェアハンモックで寛ぐY様、音楽は拘りでLPレコード、ロフトには自分が寛げるスペースが欲しいと、プランニング時はイメージを何回もやりとり、しっくりと納まりました
階段上部のレコードジャケットを飾れる棚もY様の希望、ロフトからも眺められ気分はジャズバー
キッチンに立ってもリビング全体が見渡せる半対面キッチン、お子様が小さい間は、料理しながらでも見守れるのが良いと好印象
BESSマグカップは何にでもつかえて便利、おしいしいコーヒーをありがとうございます
思い出の写真が一杯、自由な発想、これぞワンダーデバイスの真骨頂
ガジェットのウンテイ、普段はぶら下がり健康器具?物干し?でも異色でおしゃれ
庭との一体感のウッドデッキと土間スペース、左のテラスドアは玄関土間にもつながっていて、車からの荷物の出し入れにめっちゃ便利
あちらこちらと写真撮影中でも、終始緊張感ゼロの和やか家族。なんかええ家族やわ
キレイに植えられた芝生、そして壁画はお隣のコンクリートブロックがそのまま露出している部分を目立たなくしてくれている(京都では有名な画家さんらしい)
Y様家族、ご協力ありがとうございました
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